@ledsun blog

無味の味は佳境に入らざればすなわち知れず

海外で枝豆が人気とかいう話を聞いて

そもそも枝豆も食べる食習慣がないのだろうか?

枝豆の歴史 枝豆の総合情報サイト えだまめ日和 によると

未成熟大豆としての枝豆を食べるという食文化は、長い間、アジア諸国独自のものでした。
1991年に出版された *3「New Crops」に「EDAMAME」がアジア特有の新作物として紹介されています。
したがって、この時期までは一般的にアジア以外の諸国では食物としての「枝豆」は知られていなかった
とみてよいでしょう

1991年まで、大豆を枝豆として食べる文化は、アジア以外に知られていなかったらしい。

大豆は?大豆は一般的なんじゃないの?

世界の大豆(生産量、消費量、輸出量、輸入量、価格の推移) によると

大豆の主要な生産国は

  1. アメリカ
  2. ブラジル
  3. アルゼンチン

大豆を作っているのに枝豆にしないのはなぜ?

大豆の歴史|世界の大豆生産国の変遷 によると

ヨーロッパでも大豆を栽培してみようという動きが出てきましたが、
登熟までに必要な日照時間が足りないなどの理由で栽培が難しく、断念しています

ヨーロッパでは生産できないようです。確かに主な生産地に入っていません。 枝豆を食べる習慣がないのも納得です。

では、アメリカでは?

20世紀に入ると大豆は食料の他にも工業原料としての大豆油にも注目が集まりました。
大豆油は石鹸、クレヨン、ローソク、洗剤、ペンキ、ワックス、潤滑油、インクなどの原料として
用途が広がっていき、ヨーロッパ、アメリカは大豆油確保に真剣に取り組み始めました

生産当初は大豆油の原料扱いだっため、食べ物としての認識していなかったのかもしれません。

牛乳、牛肉、卵を生産するための畜産飼料に大豆タンパクが有効であることを見出した

次に飼料用になり、やはり、食べ物ではなかったのかもしれません。

また、南米も

大豆の購入先を失ったソ連はこれに対抗して南米のブラジル、
アルゼンチンに資金を投入して大豆調達の道を広げていった

と、あります。

結論

大豆は(アジア以外では)食べ物ではなかったようです。