@ledsun blog

無味の味は佳境に入らざればすなわち知れず

仕事で必要なのは技術力ではなく仕事力ではないか

yuheinakasaka.github.io

より

先日「育児など家庭の色々があって自分の時間が確保できなくなった。技術力を高めるための勉強ができなくて不安。」みたいな話を聞いた

それよりも「技術力を高めるための勉強ができなくて不安」という点が個人的には気になった 技術力とは何か?技術力が高くないとなぜ不安なのか?みたいな話

から、僕の脳内で膨らんだポエムです。 決して正しいことではないです。

この場合の技術力は、もしかすると社内での評価の源泉なのかもしれません。 多くの場合、会社内で技術力を評価されているエンジニアって、売上貢献度が低いです。 営利企業の場合、どうしても技術力よりも、売上貢献度の方を評価したくなります。 売上貢献度と技術力が両方高いエンジニアがいた場合、売上貢献度の方を注目します。 技術力って、少なくとも社内的には、あんまり強い武器ではないです。 ですので、技術力で評価されているってことは、売上貢献度で評価されていないってことです。

一方で売上貢献度って個人の努力でどうにもならなかったりします。 たまたま良いお客さんを捕まえたとか、たまたま時流にあった製品を掴んだとか。 割と運の要素が強いです。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」

の通りです。

社内マーケティングとしては、自分の土俵を売上貢献度から変えます。 例えば、技術力です。 売上貢献度が低くて、技術力が高いエンジニアはここで、技術力を武器にします。 「最新の技術情報を社内の誰より速く知っています。」とか「社外の技術者に知られています」とか。 とくに後者はめっちゃ効きます。 売上貢献度での順位をひっくり返すに十分な破壊力があります。

さて、技術力で社内評価を築いている状態で「技術力を高めるための勉強」を禁止してみましょう。 めっちゃ不安になりませんか?

この不安は

仕事で必要なのは技術力ではなく仕事力ではないか

と向き合うしかない事への不安、なのかもしれません。