ruby.wasmのコミットのなかで、make を並列実行する -j オプションを追加するコミットがありました。
build: use -jN option for "make install" in crossruby · ruby/ruby.wasm@02e84be · GitHub
本当に並列化されているのか観察してみました。
RubyをビルドしているときはCPUが全部動いています。 並列化が効いているようです。
OpenSSLをビルドするときはCPUは大分休んでいます。 何かしら理由があって1つだけに絞っているようです。 https://github.com/ruby/ruby.wasm/blob/3122466a0f12e97ec453f70949b5c0117f92926c/lib/ruby_wasm/build/product/openssl.rb#L83 で明示的に1を指定しています。
wasmをビルドしているときもCPUが全部動いています。 並列化が効いているようです。
全部で830秒、13分でした。 コアの沢山あるCPUでビルドするともっと速くなるのでしょうか?興味深いです。