@ledsun blog

Hのキーがhellで、Sのキーがslaveだ、と彼は思った。そしてYのキーがyouだ。

Ractorを試す

Ruby3 さみっと online - connpass を見ていました。 Ractorの発表を見て使ってみたくなったので環境を整えてみます。

ビルドする

https://github.com/ko1/ruby/tree/ractorソースコードをビルドします。

git clone git@github.com:ko1/ruby.git ractor
cd ractor
git checkout ractor
autconf
./configure
make
ractor.c:1105:13: error: implicit conversion loses integer precision: 'VALUE' (aka 'unsigned long') to 'uint32_t' (aka 'unsigned int') [-Werror,-Wshorten-64-to-32]
    r->id = ractor_next_id();

が出ます。

Mac で ruby-1.9.3-p385 がビルドできない問題を素早く解決する - Qiita を参考にして環境変数CFLAGS=-Wno-error=shorten-64-to-32を指定します。

CFLAGS=-Wno-error=shorten-64-to-32 ./configure
make

コンパイルは成功しました。 rubyコマンドを実行するとrubygems.rbが見つからずにエラーになります。

~ ./ruby
Traceback (most recent call last):
    1: from <internal:gem_prelude>:one:in `<internal:gem_prelude>'
<internal:gem_prelude>:one:in `require': cannot load such file -- rubygems.rb (LoadError)

make installも実行する必要があるようです。 PCの環境が壊れるかもと考えると億劫です。

Dockerイメージを使う

id:wakaba260yen さんがDockerイメージを用意していてくれました。 使ってみます。

~ docker run --rm  wakaba260/ruby-ractor-dev ruby -e 'r = Ractor.new(42) { p _1 }; r.take'
42

たとえば ring.rb を実行するには次のように実行します。

~ docker run --rm -v (pwd):/ractor wakaba260/ruby-ractor-dev ruby ractor/ring.rb
:setup_ok
1
:fin

参考資料

http://atdot.net/~ko1/activities/2020_ruby3summit.pdf

ruby/ractor.ja.md at ractor · ko1/ruby · GitHub