アジャイルが好きな理由
アジャイルソフトウエア開発が好きな人が集まっている会なので、いろんな人にアジャイルが好きな理由を聞いて回ればよかった。
自分が(受託開発で)アジャイルが好きなのは「動くものを見せながらお客さんと話すと話しやすい」からです。 仕様から動きを想像して話を噛み合わせるのはすごく難しい。 ペーパープロトタイプをやると画面上のパーツの配置は決められるけど、動きはやっぱり認識を合わせづらいです。
動くものを見せればすぐに伝わる。今作るものに集中できて開発側のスピードがあがる。 そのぶんビジネス側へのフィードバック量(数も頻度も)増えるので、ビジネスで判断する回数は格段に増える。 これについて来れない(今までの「最初にお願いして半年後に検収」みたいな発注方法を続けたい)発注者もいるので、発注者を選ばないといけないといけない。 この辺の話はみんなしないね(開発側で発注者の良し悪しの話をするとダークサイドに落ちるから避けてるんだろうけど)。
XPが好きな理由
上のは実利上の話で、XPの思想的な話では「人が学ぶことを是としている」ところが好き。 LTで勝手に
- プロダクト
- プラクティス
- プログラマ
が成長するってしゃべって、ここはみんな特に感じるものがなかったみたい。 後ろ2つのプラクティスとプログラマが成長する部分はすごく好き。 プラクティスが成長するのは咳さんのずっと守だった話に通じると思う。 プログラマが成長するのはパーフェクトじゃない僕がやるには合ってるなあと感じる。 感じ過ぎて
「いつから優れたテストエンジニアなら最初から完璧なテストケースを作成できると誤解していた?」
XP「それは我々が10年前に通った道だ」
「人類の理解は現実世界の変化に永久に追いつかない」
「現実世界を観察して学び続けるしかない」
「神ならざる者はただ地面を歩くのみ」
— ぎゃばんぱみゅぱみゅ (@ledsun) September 5, 2014
と、スライドに入れそうになったけど、テストエンジニアとして勉強したことないに偉そうなことを言うのは恐いので自重した。
感想など
咳さん
- ぐっと来るポイントがたくさんあった
- TestingとCheckingの話が好き
- チームの話になると自己組織化しすぎてて参考にならないw
岩切さん
- やばいやつ
- ちょーかっこいい
- 10年かけて真似する案件
木下さん
- いろいろ思うことがありすぎる
- お客さんにリスクを負わせないのは、それはそれで本気じゃないと思う・・・
- アジャイルだとお客さんが大量のフィードバックをさばけないといけないのでお客さんは選ぶべき
- 担当者個人の話じゃない
- あるユーザー部門に仕様を確認して回答がおそかったら開発が止まってしまう
- 担当者が仕様変更に納得してても現場を知らないえらい人が納得しないことがある
くらぬきさん
- 5年ぶりぐらいに講演を聞いた
- めっちゃ情熱的な講演になっててびびった
- これが営業力の差かと思い知った
- TIS時代の専務の話にぐっと来た
- 「社外で活動したいなら指名されるぐらい有名になれ」
- 「仲間を見つけろ。一人ではじめ(起業し)たらずっと一人だぞ」
- 「人は変えられないけど、会社の仕組みは変えられる」もぐっと来た
伊藤浩一さん
受託開発でここまでやっているのはすごい。 Web系自社サービスの会社はもう一周先に行ってたりする。 辛いものがあるなと思った。
米澤さん
ゆっくりしゃべってるのに情報量が多くて不思議。
LT
やってきました。
3/4ぐらい話すつもりで1/2ぐらいまでしかしゃべれなかった。 結果的に「とてか03の予告」感が増した。
忍者式のプラクティスは木ではなく麻だというフィードバックを手に入れました。
忍者のジャンプで使うのは、麻なのだそうです。 http://t.co/E5xgk2ywsR #xpjug
— The Hiro (Hiro Ito) (@hageyahhoo) September 6, 2014
しかも伊賀の忍者博物館公認らしい。
#xpjug ”テストは健康な状態でやらなければならない” 同感です!
— miwa (@miwa719) September 6, 2014
アドリブで受けた点はちゃんと取り込もうとおもう。
没項目
千葉☆滋と芸風違い過ぎというフィードバックがあった。
#xpjug @ledsun の発表が千葉☆滋名義のときと全然違う!
— ITO Koichi (@koic) September 6, 2014
実際はしゃべる内容に迷っていたのでネタを入れてブラッシュアップする時間がなかっただけです。
ネタ1
ニンジャスレイヤーとか入れようと思ったが、テンションが違い過ぎてしゃべれなかったので割愛。 単に練習不足なんだけど、やってもウケる気がしない。 今思うと客層的に忍者タートルズの方が良いと思う。
ネタ2
「忍者式の初期コンセプトは1958年の山田風太郎「甲賀忍法帖」からはじまる1960年代忍者ブームのどこかで言われ始めたと思うが「忍者ハットリくん」のアニメ中で出て来たのは確か。つまり1960年代後半にエドガー・ダイクストラが構造化プログラミングを提唱する以前からあったアイデア」
— ぎゃばんぱみゅぱみゅ (@ledsun) September 5, 2014
尺が足りないのと、早口に切り替えるのが辛いのでやめた。
ネタ3
「ウィングマンの十数年後キックアスが現れ、ヒーローごっこものがジャンルとして認識されたように、フォロワーがあらわれ、それは初めて認識された」
— ぎゃばんぱみゅぱみゅ (@ledsun) September 5, 2014
も入れたかったけど、あまりにもハイコンテキストなので自重しました。 忍者式テストの10年後のフォロワーって意味を掛けたいのだけど、 比喩の方が分かりにくい。 これを読んでくれているすべての人に伝わらない自信があります。
感想リンク
追記
忍者式テストの真の由来
忍者式の直接の由来はタケカワユキヒデの単語の勉強法から。 / “XP祭りに行きました #xpjug - @ledsun” http://t.co/g8ZN0ZUm4r
— seki at druby.org (@m_seki) September 8, 2014