椎葉さんの発表がぐっときた
すごかった。 「失敗したチームメンバーがいた時に、笑ったらいかんよ」と説明すると言っていました。 「そこまでやるのか。やると意味があるのは想像できるけど、自分ではできない」という意味ですごかったです。
懇親会で聞いてみました。
実際の説明はもう少し丁寧に「悪気がなくても、思っているのとは違う伝わりかたをするので気をつけてね」 とするそうです。
なんでそこまでやるのか? 「自分が抜けた後も、走る続けられるチームを作りたい」からだそうです。 自分とは立場が違うので無理して真似る必要はなさそうです。
(「チョットデキル人に訊け!」の話題と関係しています。)
track8さんの発表が面白かった
想像できない使用環境に起因するバグをどうやって想像すればよいのか?という話でした。 純粋に楽しめました。
「チョットデキル人に訊け!」が興味深い
「すごいなー」と思ってどうするの?
勉強会ですごい人の話を聞いて「すごいなー」と思ったときにどうすればよいのか、というご相談。
チョットデキル人の回答は忘れちゃいました。 その後自分で考えたことを...
自分が真似できない理由は8割が「自分がその問題に直面していないから」の気がします。 能力が足りていないのは2割ぐらい。
自分の「忍者式テスト」体験を振り返ります。
- 10年ほど前に「忍者式テストすげー」と思った。そのときは品質保証の手段だと思っていた
- 5年ほど前に、真似してみたがうまくいかなかった。このときは人力テストハーネスとして使っていた。が、テスト量のコントロールとテストのアップデートができていなかった
- 2年前に「忍者式テスト」を上手くできた。開発者がテストしたので、集中できないほどのテストはやらなかった。つまらないテストもやらなかった。
10年近く真似できなかった、一番の原因は「忍者式テストで解決したい問題」を扱っていなかったからでした。
(その間にリファクタリング力が上がったのも多少は関係していると思います。)
というわけで、「すごい人のすごい技」はそのうち使えるシチュエーションにぶつかるので、心のメモ帳に書いておけばOKです。 使えるシチュエーションにぶつかっていないのに、真似するのは
ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える。 (アブラハム・マズロー)
です。気をつけます。
テストがうまくなりたい
「テストが上手くなりたいモチベーション」が、チョットデキル人が三人とも違って面白かったです。
秋山さん:
プログラマーの頃は上手くなりたいとは思っていなかった。テストを専門にやるようになって、よりチームに貢献するために上手くなりたくなった。
関さん:
上手くなりたいなんて思ったことはない。必要だからやっている。
関さんの、仕事とプライベートをきっちり分けて、仕事に対しては、かっこよさやファッションを持ち込まずに、ひたすらプラグマティックに振る舞うのがすごいです。
和田さん:
最強のプログラマーになりたいので、テストも上手くなりたい。
和田さんはさすがの厨二力です。感嘆しました。 和田さんは、相手のレベルに合わせて、誤魔化しなしの正しい説明をリアルタイムでするのが、すごいです。