@ledsun blog

無味の味は佳境に入らざればすなわち知れず

悪役令嬢は夜告鳥をめざす 3

に誘われて読みました。 メインヒロイン*1が決まってて、おたがいフラグ立ってるのに諸々障害があり、イベントこなしながら距離を詰めていく、ストレートなラブコメでよかったです。

恋のライバルはいません。 悪役令嬢ものでは、恋のライバルとぶつかると破滅するので、恋のライバルは出てきにくいのかもしれません。 「早くくっついてくれー」とは思うものも無用な煽りがなくていいです。

サブヒロイン(男子達)はみんな素直でかわいいです。 彼らの恋が破れても、まあイケメンチートだし、特に共感できないし別にいいかと切り捨てられて気楽です。 三角関係のラブコメだと、サブヒロインに感情移入して、メインルートに行くとモヤモヤしがちです。 かといってサブヒロインルート行くと、もっとモヤモヤします。 例えば「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」だと、どっちのルートに行ってもうわーってなります*2

女の子がかわいくてもエロくないのいいです。 医療知識がちゃんとしているような気がします*3

医療知識で無双しにいく異世界転生ものも珍しい気がします。 医療知識無双だけなら「JIN-仁-」が先駆者です*4。 「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」のおかげで悪役令嬢ものが一般化したので、主人公の無双知識 + 現地の権力の設定に理由付けが要らなくなりました。無限にネタが広がっていそうです。

*1:主人公の令嬢が標的とする男子のことです。

*2:最後まで読んでいません。

*3:詳しいことは知らないので雰囲気で思っています。

*4:知ったかぶりしてるだけで、読んでません。