@ledsun blog

無味の味は佳境に入らざればすなわち知れず

アプリケーション構成ファイルはなくてもよい

Visual Studio.NET Frameworkを使ったアプリケーションをつくろうとするとプロジェクトにApp.configというファイルができます。 Windows FormなりWPFなりのデスクトップアプリケーションの場合、ビルドすると出力ディレクトリに実行ファイル名.configというファイル名でコピーされます。 中身は次のような感じです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<configuration>
    <startup> 
        <supportedRuntime version="v4.0" sku=".NETFramework,Version=v4.6" />
    </startup>
</configuration>

アプリケーションを起動出来る.NET Frameworkのバージョンが記載されています。 プロジェクトのプロパティから「対象のフレームワーク」を変更すると自動的に更新されます。

.NETに初めて触れたときから常に存在したので、必要な物だと思っていました。 なくてもよかったです。 実行ファイルと同じフォルダに存在しなくてもいいですし、プロジェクトからApp.configを消しても大丈夫です。

また、.NET*1を対象としたプロジェクトの場合は最初からApp.configが作られません。

f:id:ledsun:20220201085927p:plain
新規のC# Windows フォームアプリプロジェクトに含まれるファイル

*1:.NET Core以降の.NET 5とか.NET 6を指しています。