料理バトル漫画の元祖みたい*1な漫画。
こんな記事を読んで、次のようなことを考えました。
アダム、1987年にはミスター味っ子が全国ネットで料理対決してたって聞いたらどんな顔するだろう / “『料理の鉄人』はずっと私に影響を与えている 著名シェフが英紙で大絶賛 | 真面目な料理対決とエンターテイメントの融合” https://t.co/2E91P0tGAt
— ぎゃばん@手洗い (@ledsun) April 17, 2022
僕の世代的には料理バトル漫画と言えば「ミスター味っ子」です。 が、93年のテレビ番組を作ったひとが読んでたとしたら、6年前の味っ子じゃなくて、20年前の味平のはずなんですよね。
おなじビッグ錠先生の「一本包丁満太郎」は床屋で読んだことがあります。 味平は未読でした。 良い機会なので読み始めました。
料理の場面がテレビ中継され、審査員がいて、実況中継される。今の料理バトルのフォーマットが描かれています。 また、この頃はまだフォーマットは固まっていなかったようで、1巻ではバトルしないのです。 普通に料理の修業をはじめるエピソードから始まります。 3巻になってようやく料理バトルが始まります。 はじめるといっても前振りで、実際の料理を作り始めるのは4巻でした。
これだけ料理バトルの舞台設定を丁寧に説明しているので、やはり、現代の料理バトルフォーマットを確立したのは味平なのかもしれません。
*1:みたいというのは 萩尾望都先生の 『ケーキ ケーキ ケーキ 』 の方が大分早いらしいです。【20世紀編】人の身体は食べ物で出来ている。 空腹時に見ると死ぬ、胃袋鷲掴みのグルメマンガの歴史を辿る! | アル