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無味の味は佳境に入らざればすなわち知れず

マネージング・フォー・ハピネス その2

マネージング・フォー・ハピネス - @ledsun blog を読み始めました。 全12章のうち9章まで読みました。

評価と報酬

今の欲ある評価と報酬の制度はバグっているっぽいです。 いや、バグっているの制度じゃなくて、多分受け取る方の人間です。

どうも自分を含め人間というのは報酬から自分の評価を推測しようとするようです。 「同僚のAさんより報酬が高いから、会社から評価されている」とか 「同業者のBさんより報酬が高いから、社会から評価されている」とか 考えてしまうようです。 あげく「経理のCさんより報酬が高いから、自分の方が貢献度が高い」みたいなことを推測するみたいです。 さらに「役員Dさんの取り分が多すぎるとか、株主Eさんへの配当が高すぎる」とかも考えたりします。

報酬と「自分の評価」って、相関はあっても因果はないやつですよね。 給与の額はどっちかというと転職市場での相場と流動性が高い職種かに依存していそうです。

そもそも自分が、気にしているのは「自分のはたらきが人の役に立っているのか」なのかもしれません。 それを確認できないから、他人と報酬を比べて「Fさんより報酬が高いから、自分は必要とされているはず」と推測されているのかもしれません。

報酬と評価を分離して「自分が人の役に立っている、必要とされている」を感じれる機会を増やすといい。 そういう話かな?と思って読んでいます。

と言う話はマネジメント3.0の方に書かれているのでしょうか?

いまより高い頻度で評価を受け取れば、報酬から評価を推測することをやめられるのかもしれません。 上司以外のいろんな人から評価を受け取れば、報酬から評価を推測することをやめられるのかもしれません。

評価と報酬の制度を分離できれば、評価は質と頻度を高める工夫をすればよく、報酬は相場に負けないようにすればよく、もっとシンプルな制度設計ができるのかもしれません。