「話を聞かない男、地図が読めない女」の内容をビジネス書読者向けに書き直した感じ。
著者のスタンス
愛の億万長者は自ら愛を発信する。個人的には好きな主張です。
男性視点の説明
基本男性視線なので女性のことは深くは書いてないです。そういう点は夫婦で書いてる「話を聞かない〜」に劣っています。ただ、割にシンプルなモデルで説明しているのでとても分かりやすいです。
オスでいる場面の減少
男は狩猟をしてオスを自覚する必要がある。仲間と共に困難に立ち向かって友情を確認する作業。男女雇用機会均等以前は職場が男だけだったので狩猟の場になっていた。けど今は女性もたくさん居るからそうもいかん。体育会系のノリが忌避されるし、職場の課外活動も下火になってきた。教育もそれにともなって草食系が増えた。けど男女のことになると急にオスを求められるから「え?」ってなる。恋愛だけでなく夫婦関係としても。
シンプルイズベスト
男女関係をマッチョな男と男に喜ばされてる女という、80年代のアメリカみたいなモデルで説明するのでわかりやすい。言われてみると確かによくできた役割分担だったのかもしれない。ちょっとそういうモデルを演じてみるのも悪くないかと思える。
目次
- 第1部 愛の億万長者
- 第2部 男と女と人生
- 第3部 男と女の「違いをもたらす違い」
- 第4部 恋に落ちる、恋から落ちる
- 第5部 愛情は表現すべし
- 第6部 燃える…
- 第7部 愛の王道を行く
- 終わりに