@ledsun blog

無味の味は佳境に入らざればすなわち知れず

受託開発デザインパターン 「止められなければ実装する」

背景

受託開発中です、二次請より低い階層におり仕様の決定権を持っていません。 発注元の、仕様の決定が遅れています。 協力会社を使っていて、何もしない空き時間でも費用がかかっています。

フォース(こんな問題がある)

仕様を決定する人は決断力を欠いている傾向があります。 提案された、仕様を否定する決断力も欠いています。

仕様決定待ち時間中も費用は掛かりますが、発注者は「作業をしていない時間は費用が発生しない」と認識していることが多いです*1。仕様決定後に、空き時間で浮いた費用を使って、実装作業を要求することが多いです。

解決方法

「今ある資料から、こういう仕様だと推測しました。○月×日までに仕様変更を提示しない場合は、この仕様で実装します。」と宣言します。 発注元に、止められなかった場合は、提示した仕様で実装します。 納品日がくれば、提示した仕様に従った実装を納品します。

成果物を作成すれば、費用を請求できる可能性ができます。 半額でも支払ってもらえれば、残りの作業は残り半額分の作業で済みます。

仕様を決定する人は、決断力を欠いている傾向があるので、「○月×日までに仕様変更を提示する」決断ができない可能性が高いです。

副次的な効果

もし「仕様は決められないが、その間の費用を払いたくないので作業も止めてくれ」と言ってもらえれば、実装開始日の予定を設定し、その日まで協力会社を解放できます。 費用が抑えられます。

下書き

*1:請負契約の場合は、費用は発生しません。が、請負契約の場合は、契約締結時点で仕様が決まっているはず・・・