2018年のふりかえり
発表
5回発表しました。
Qiitaの記事のテキスト処理をして遊んでいたので、Qiitaのファンミーティングで紹介していみました。 PANQは今でも動いてはいますが、最近は開発を止めています。
RubyKaigiでのLTです。 2018年は10年ぶりぐらいにRubyKaigiに参加しました。 久しぶりの参加なので、自己紹介代わりにLTをしました。 このLTは採用されやすくするため英語で発表しました。 発音で伝わらないと困るのでトークスクリプトをそのまま資料にしました。
Node学園の勉強会で発表しました。 PANQの開発中にCPUヘビーな処理が必要になりました。 Node.jsのコアを使い切れない特徴とがっつり遊べる機会だったので、その話をしました。 発表直前にWebWorkerが公開されたのも良いタイミングでした。
特に結論がある発表ではなかったのですが、提示した疑問点で懇親会の議論が盛り上がって楽しかったです。
Tokyo Rubyist Meetupにて発表。 内容はRubyKaigiのLTと同じです。本格的な発表にしました。 これも英語で発表しました。
WebSocketと比較して、SSEを推す人が居たのが新鮮でした。 WebSocketが実用できるタイミングでサーバPushに取り組んだため、僕はSSEの知見がありません。 細かい知見のやり取りができればよかったのですが、英語が・・・・ 発表はまだいいのですが、質疑応答に大苦戦しました。 質問の英語が聞き取れないのが辛いです。
Rails Developers MeetupにてRailsについての発表です。 以前はフロントエンドをやっていて、Railsを本格的に使い始めて2年、発表できるまでの知見が貯めれてよかったです。
トラック数が多かったのでマニアックな話をそのままマニアックに話しました。 それまでの発表で、扱っている要件がレアなことがわかってきました。 20分中6分、要件の説明に多めの時間を取りました。
同人誌執筆
現代webフロントエンドデザインパターン
技術書典4向けに書いた新刊です。 今年はサーバーサイドの仕事が増えることがわかっていたので、フロントエンドの知見を棚卸しする意味でデザインパターン形式にまとめました。 パターン形式だと先に目次を使って、中身を後で埋めることができます。 執筆が計画的に進められて良いです。
紙を買ってくれた人に悪いので、無料公開する予定はありません。
お仕事周り
開発
携わっている案件の開発箇所が移動したので、それに合わせてフロントエンドからバックエンドの開発がメインになりました。 また、会社がRailsに力を入れているのもあって、一番使う言語がJavaScriptからRubyに変わりました。
細かい技術的な話は、別に書くかもしれません。
マネジメント
片手手間でやっているマネジメント業の割合が増えてきました。
マネジメントの話をすると、技術の話をしているときより、同僚から辛辣なお言葉*1がいただけるので辛いです。 「面従腹背よりは良いはず」と自分に言い聞かせながら頑張っています。
面談
面談制度を整備しました。 面談のやり方が個人任せだったのを会社として方法を統一しました。
結論としては、面談から「ふりかえり」機能を取り除きました。 「ふりかえり」を実行するには、面談官にコーチング、ティーチングのスキルと、それを使い分けるスキルが必要です。 それらを面談官に要求するのは時期尚早と判断し*2、定期的なコミュニケーションを維持することを主目的にしました。
代わりに2019年は面接官を増やして、社内のコミュニケーションパスを増やす予定です。
RubyKaigi参加支援
参加支援の予算を獲得し、若者を二人連れていきました。 彼らの刺激にはなったようです。 一人にはRubyKaigiで興味を持った発表から、「RubyでつくるRuby」を紹介し、読んで学んだことを社内発表させました。
ゴールのイメージ(ロールモデル)が描けない限り、エンジニアは成長できない(特定の道具の使い方なら覚えられる。けど、そういう話じゃない)。だから、会社がRubyKaigiの参加費用を払うのは、福利厚生じゃないんです。キャリア形成のための先行投資なんです。
— ぎゃばん Pay (@ledsun) 2018年12月7日
社内発表支援
2つの発表のお手伝いをしました。
1つ目は前述の「RubyでつくるRuby」の発表の支援です。 初回はすごく伝わらない発表でした。 案件での振る舞いも勘案した僕の分析上、日本語ライティング能力が足りていないようでした。 そこで読書レポート(新人エンジニアにレポートを書かせて技術書の読み方を伝える。 - @ledsun blogの形式)を書いてもらい、それを添削して日本語ライティング能力を伝えました。 添削回数なんと9回。我ながら頑張りました。
それで、自分の考えを整理してもらった上で、再度社内発表してもらいました。 二度目はちゃんと伝わる発表になりました!
2つ目は、社内の新人研修担当者が良い仕事をしていたので、その内容を社内向けに発表してもらいました。 新人研修のような地味な仕事は、社内の同僚から評価されにくにので、良い仕事をしていることを認識してもらうために、発表してもらいました。 研修の内容もかなり良いです。高度な内容を教えているという意味ではなく、受講者にフィットした研修をしているという意味で良いです。
研修内容は会社のHP(採用情報 | 株式会社ラグザイア)に、概要を書いてあります。 体制はめちゃくちゃ手厚いです。 日本で1 of the best 技術研修と言って差し支えないと思っています。
社内発表は好評だったので、2019年はエンジニア全員強制的に発表することにしました。 実は5年ぶり2回目の挑戦です(社内勉強会はヤメだ。自主的はいらん、全員技術発表だ! - @ledsun blog)。
ペアプロ
id:vestige に「面談で相手によって、情報交換が上手く行くときと行かないときがある」と相談をした時に「一緒に作業したらもっと色々わかるんじゃない?」とアドバイスをもらいました。 それで社内でペアプロに挑戦しました。
教育目的で、プロジェクトが違う若手とシニアでペアを組んでみました。
所管としては、プロジェクトが違う人に対して指導するほうが、プロジェクトの納期のプレッシャーを気にしなくて良いので、教育に集中できるように思います。 (メンバーの教育を(有期の)プロジェクトリーダーの責務に入れてはいけない - @ledsun blog)
まだ、1〜2回しか実施できていないので、道半ばです。 2019年はもう少し回数を重ねて、ペアプロスキルを高めたいです。
技術同人誌のレビュー
何年か前にレビューしたときのお礼を今年になって言われる機会がありました。 調子に乗って、技術同人誌のレビューをやりました。
フロントエンドをやっていたことはありますが、WebComponentsえをやったことはありませんでした。 レビューをするだけで、最新状況にキャッチアップできるというお得な体験でした。
興味が出てきたので、次フロントエンドやるときはWebComponentsも使いたいです。
周りの人を強化する
2018年に気づいた自分の謎能力です。 今の所上手く言語化できていません。
結果から推測すると、僕は自分の周りの人の能力を強化しているように思えます。 「社内発表の支援をする」のような、能動的にやっていることはそれ以外にもあるように思います。 要因は「肯定的なスタイルで人の話を聞く」のような気がしますが、よくわかりません。
案件であれば「要件の整理やヤックシェービングを巻き取って、若手に実装をガンガンやらせる」みたいなアプローチをすることはあります。 ボトルネック発見能力とキャッチアップ能力の合わせ技です。 この辺は自覚している得意分野です。
それとも違うような気がします。
2019年
春か秋かわかりませんが同人誌を一冊は書きたいです。
OSSへのコントリビューション数を増やしたいです。 お仕事でOSS開発しているので、元々コントリビューション数自体は多いのですが、お仕事と関係ないOSSへのコントリビューションを増やしたいです。 目的は
- 日頃お世話になっているののお礼というのが一点
- 技術力の研鑽が一点
- 技術者としてのポゼッションを増やすというのが一点
です。
2018年の発表はニッチな領域に攻めることで価値を高めました。 2019年は、もっと多くの人の役に立つ発表がしたいです。 ニーズと合うかは時の運なので「できれば」ぐらいの目標です。
英語のトーク力を増やしたいです。 これは1年でなんとかなる気がしないので、長い目で鍛えて行こうと思います。
厄年らしいので健康に気をつけていきます。 運動習慣を身につけようと思います。