発表資料です。
RubyKaigiでの発表は2018年のLT以来です。当時の日記です。 #rubykaigi 2018でLTしました - @ledsun blog 5年掛けて本編デビューしました。
import-mapsの説明の下りはkaigi_on_railsでのLTの使い回しです。kaigion_rails_newにてライトニングトークをしました - @ledsun blog
バンドリングツールの考え方は #技術書典 #技術書典4 で「現代Webフロントエンドデザインパターン」を頒布しました - @ledsun blog からです。
振り返ってみると5年分の積み重ねだったようです。 我ながらよく頑張ったなと思います。
情熱について
RubyKaigiで発表する立場になってみると、登壇に必要な物がわかりました。 謎の情熱が必要でした。
他の発表者の方を見ても、Rubyでも型を使いたいとか、パターンマッチングを入れたいとか、ReDosを解決したいとか、JITを使ってRubyを速くしたいとか、恩恵を受け取る分には嬉しいです。 でも、それを自分が手を動かして実装するって気持ちには、全然共感できませんでした。 でも、「ruby.wasmをつかったブラウザ用のプログラミングを楽しくしたい」には情熱があります。
15年くらい前でしょうか?Rubyコミュニティの中で「Rubyがブラウザでうごけばいいじゃん」て冗談を言ってた記憶があります。 その一歩手前まで来ているのに、「反応鈍くないですか、古参Rubyistの皆さん?」みたいな気持ちがあります。 現状、あんまり快適なプログラミング体験じゃないことはわかるんですけど・・・でもあと一歩じゃん。 「誰もやらねーなら、俺がやる」みたいな気持ちです*1。
やって意味あるの?と、問われたら微妙だと思います。 ruby.wasmのプログラミングを多少快適にしたところで、おそらく仕事には使えないです。 使えない理由はたくさん挙げられます。
僕はRubyとJavaScriptどっちが得意かというと、JavaScriptなので、仕事でブラウザ用のプログラミングするならJavaScript使えばいいです。 同じようにJavaScriptでのブラウザプログラミングに慣れている人がたくさんいるので、そういう人を雇えば良いです。 いまからRubyでブラウザプログラミングを出来る人を育成する必要は無いです。
それにブラウザ用のプログラミングの難しさってプログラミング言語がちがうからじゃないんです。 Node.jsとブラウザで同じJavaScriptでプログラミングできたって、(サーバーサイドに慣れた人にとって)ブラウザ用のプログラミングって難しいです。 APIのちがいとか、すべてがイベントドリブンな世界観とか、もっと根本的なところが違うから難しいのです。
こういう他の人に価値があるようにはみえないけど、俺にだけ光って見えるものが、いいタイミングでくるとRubyKaigiでの登壇に繋がったりするんだな、と思いました。
Tシャツについて
3つのトークでは共通点があります。 TシャツがロックバンドのライブTシャツです。
トーク | Tシャツ |
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RubyKaigi 2018 | THEE MICHELLE GUN ELEPHANT |
kaigi on rails | Ajico |
RubyKaigi 2023 | Internet Change Kills |